5月14日の「通いの場」(追分地区社協)は太極拳を行いました。講師は柳澤ちかよ先生(軽井沢在住)です。

当日配られた「世界が注目!太極拳の健康効果と転倒予防」のプリントによると「太極拳のゆっくりとした体の動きは、体のツボやツボ同士のネットワーク=経絡(けいらく)を刺激するといわれます」。その点に着目したアメリカでは、パーキンソン病のリハビリプログラムに取り入れています。また「自分の病院でも転倒予防に取り入れたい」と医療従事者が参加する太極拳教室も開かれています。

転倒予防について、(太極拳は)体のバランス能力の向上に効果があります。体のあらゆる関節が同時に動き続ける特徴があり頭・腕・足など体の、それぞれの部分が常に止まることなく動き続け「まるで複雑なパズルをするように、すべての関節を連動させるようなもの」と表現しています。「(ストレッチ運動と比べ)1年間の転倒回数がおよそ半分にまで減ることが分かった」との、最新の研究報告もあります。

柳澤先生は「太極拳を少しづつ続けていくと、その奥深さも魅力になります。たくさんの人に伝えられたらうれしい」と述べています。今から400前の中国・清朝の時代に生まれた太極拳ですが、アメリカをはじめ世界で注目を集めるまでになっています。(次回、5月28日は「楽しく生き生き認知症予防」。講師は安藤千晃先生です)