2018年12月13日(木) 12:36 JST

第33回しなの追分写真コンテスト講評

  • 2018年9月28日(金) 06:42 JST
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応募総数が増えたこともあり、全体に写真のクオリティが向上しているのは喜ばしい。

写真加工を勉強されて、色彩や画質を上手に補正して応募している方も多く見受けられるが、逆にいじりすぎて輪郭が強調されたり、不自然に色彩が鮮やかに見えたりする写真も多いのはもったいない。

馬子唄道中の写真は、祭りの賑わいや道中行列の華やかさに目が向きがちだが、そういった写真は大勢の方々も同じように撮影しているので、似た構図や背景の作品がたくさん応募されている。一方入賞した作品を見ていただくとわかるように、賑わいでなく祭りの中の静けさや、ある場所や人物に狙いを絞って、その一瞬を切り取った作者の意図を感じる写真が選ばれていることがわかると思う。

四季折々の追分の写真は、あれもこれもと名場面を欲張りすぎな写真が多い。
風景写真だと、天気がいい日の浅間山に鉄道に花に人物・・・名所や見所満載の観光地のスナップ写真的な作品は、見る人の想像力をあまりかきたてない。もっと撮影者の意図を感じる背景・・・例えば霧や雨の風情があるような日を逆に選んだり、見所を絞ったり、作者の意図や狙いが感じられる写真の方が、見る人の想像力に訴えかけたり印象に残る作品となる。

組み写真の応募も増えているが、ただ何枚かの写真を組み合わせればよいのではなく、組み合わせることでストーリー性があったり、見る人の空想や想像力をかきたてたり、一枚の作品よりも作者の意図が深まる内容である方がいい。今回の組み写真は、単に背景が同じで中心人物だけをすげ替えたスナップ写真風であったり、写真の数が多いだけで作者の意図が伝わって来ない作品も多く、そこはより深い意味や意図をもって写真を組み合わせてみたい。組み写真についてはもう少し勉強していただけたらなあと感じた。

カメラを手に森や町へ出かけ、撮影したいなあと思うものを見つけ、どうしてそれを撮影したいと思ったのか、それをどんな風に撮影したら、より写真を見る人に伝わるのかを考えながらまずはたくさん撮影してみること。その積み重ねの中から、自分は写真を通してどんなことを伝えたいのかが、きっと少しずつ見えてくることでしょう。

しなの追分写真コンテスト審査委員長
丹地保堯

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